2020年4月14日火曜日

うぐいすの日記3、イースターとアイスクリームの会

 今年のイースターは12日だそうで、恒例になってきた我が家の「卵探し」ももう何度目か、しかし今年はコロナのおかげでいつも卵を探しに行く義実家ではなく我が家の庭で。

 朝からなんども庭を覗いては「うさぎ、まだ卵産んでないよ」と落ち着かない様子のむすめ。
 昼過ぎになってリビングでトイストーリー2(※)を観ていた子供たちにむかって
「じつはねぇ、、、」とうやうやしく語りかける、この言葉はむすめがよく使う言い方で(たぶん幼稚園の園長先生の口癖だから)、「さっき、うさぎが庭に卵を産んでいきました。」と私の言葉を聞くや否や、あっというまに靴を履いて庭へ飛び出すむすめ。出遅れた息子にもいそいで靴下と靴を履かせて、上着も着せて、籠を持たせる。
 4月なのに空気がつめたく寒い日であった。
 





庭のあちこち探しまわって、「あった!」「あったよー!」と興奮しながら教えてくれる。







 イースター用にと、ドイツ菓子の本に載っていた羊のケーキを焼いてみたものの、型離れが悪く(伝統的な陶器の型だった)、見事に羊の頭がもげて大失敗。
 でもお菓子の本に「たいへん美味しい分量ですから」と書いてあったとおりにとてもおいしいケーキで、特にむすめがよろこんでたくさん食べた。

 卵の中に入っていたお菓子を食べながら、イースターとはキリストの復活祭であるということをごく噛み砕いて子供たちに説明して、我が家の今年のイースターは終わった。



 翌日は朝からずっと雨。時に激しく降り、一瞬止んだかと思えばまたびしょびしょ降ってくる、重たい雨だった。
 外に出られないので、すこし前から密かに計画していた「本物のアイスクリーム屋さんごっこ」を決行することに。
 子供たちには「アイスクリーム屋さんごっこしよう」とだけ伝えておいて、一緒に店員さんのサンバイザーなど作り、エプロンをして、いざ開始という時に本物のアイスクリームの登場。おちびたちにぴったりの小さな小さなコーンも、それにトッピングにはカラースプレーといちごジャム、チョコレートシロップ。
 予想もしていなかった展開に、うまくリアクションできないむすめの様子がなんとも微笑ましかった。子供は正直な生き物だなぁ。
 








 今日ばかりは、アイスクリームたべ放題。
みんなで何度もなんどもおかわりして、お腹いっぱいたべた。
 コーンはぱりぱり、奮発したレディーボーデンはもちろん美味、カラースプレーも子供たちに大人気で買っておいて大正解。

 こうして、この完全に異常な永いながい春休みのなかのちょっと特別な二日間は過ぎたのだった。


※映画トイストーリー2を初めて観たのだけど(そして2以外は観たことがない)、ルーマー・ゴッデンの「人形の家」(訳、瀬田貞二)を強く思い出させる内容だった。
 ハッピーエンドにさせるのは「さすがの」ディズニー、私もハッピーエンドは嫌いではないけれど心を強く動かしゆさぶるのはやはり「人形の家」なのでした。
 と言ってもまったく比べるようなものでもない二作品なのです、ウッディは確かにとてもかっこよかったし。

0 件のコメント:

コメントを投稿