朝陽のなかにうぐいすの鳴くのが聞こえる季節になった。
今年に入ってまだ一度もブログを書いていなかったとは気づいてもいなかったことよ、、、
コロナが猛威をふるって、あっというまに世界が変わってしまったこの春、
幼稚園のながいお休みに娘はよろこんでいるけれど母の気持ちは複雑。
朝の忙しなさがない気楽さと、自分の時間がないもどかしさと、気軽に友人にも会えないさみしさと。
この異様な家篭り生活に加え、三月の中旬に感染したインフルエンザにかなり苦しめられて体調が戻るのに二週間もかかったことが、いろんなことを新しく考えるきっかけにもなった。
私はそもそもこの一年間ずっと体調を崩していたのだけど、体調をくずして、 ほんの少しのちからで最低限の事しかできないとなると、 おのずと無駄なものは削られてゆき、 自分に必要不可欠なものだけが手許に残ることになる。
となると、 私はひたすら家が好きで、 自分の世界に深く沈んで生きることをとても愛しているんだと実感 するのです。
本に沈み、滋味なる料理に沈み、ティーポットのお茶に沈み…一日 中好きなものに溺れて、 それに飽きたころにふと家を出て、 会いたい人に会いに行ったり、 行きたい場所へぼんやりと出かけるというのが自分にとっていちば ん心地よいリズムなのかもと、36歳になってようやくわかってきた。
36年も生きていて自分のことがなぜそんなにわからないのかと本 当に情けないけれど、 必要なものがはっきり見えてきたということは、ここ数年、 精神的な迷子になっていた私にとっては、 自分を取り戻す良い機会になったと思う。
自分の好きなことが何なのかなんて考えるひまもなく、 心動かされるままひたすらそれらを追い続けて生きられたら、 本当にそれが一番の幸せなのかもしれない。
と考えている自分はいま、 本当に幸せとは言えないのかもしれない。。。
かわいいこどもたちにめぐまれ、夫は優しく協力的で、こんな幸せなことはないはずなのに、私という人間の欲深さがいやになることがある。
以下は、先日ひさしぶりにむすめと二人で出かけた時の写真。
行くたび本当に好きだと実感するカフェで、娘はいちごのパフェを、私はミルクティーを。
そして旧クウネルはやっぱりやっぱり、すごくいい。
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