2014年12月28日日曜日

クリスマスの京都の旅、すてきな伯父の家編

今回の京都小旅行、観光(というか食べあるき)もそこそこに私がとてもたのしみにしていたのは、左京区の山の裾に住む素敵な伯父伯母の家へ遊びにゆくこと。

伯父と言っても夫のほうの伯父なのだけれど、夫と同じように私のこともとてもかわいがってくれて、気にかけてくれる、そんな伯父一家なのです。


結婚した年に夫婦でちょこっと訪ねた以来、いつの間にか時が流れてもう5年振りの訪問。


久しぶりの伯父の家は、やっぱりすんごく素敵だった!


玄関




泊まらせてもらった、離れ。




離れから見る裏庭




なんと裏庭に小川が流れている!






裏庭、とてもいい感じ、、、
この柿の木にはすごくおいしい実がなるんだそう。





母屋の居間には、「あなたがクリスマスを楽しみにしてるって言っていたからね」と、伯母が山から杉を切ってきて設えてくれたというかわいいツリーが♡






そして、国産フルーツを使った香りのよい紅茶と、お友達が焼かれたという上等のフルーツケーキ、それに外国(たしかポーランド)の缶入りチョコレートでお茶の時間。
出てくるものなんでも本当においしい、それが伯父の家!
前回訪ねた時は、うつくしい秋の和菓子とおいしい煎茶をいれてもらった。
伯母が、きちんと湯を冷ましてからお茶を煎れてくれたのを覚えている。

日本の文化もヨーロッパの文化も、同じくらい生活に染み込んでいて、どちらも上質なものというのが、この家に私が持っている印象。
だって、何から何までうつくしいのだもの。








夜、みんなでアルザスのおいしい食事を愉しんだ後、家に帰ってクリスマスのプレゼント交換大会☆☆☆
私と夫がもらったものは、オリーブの木でできたすり鉢と小皿のセット、赤ちゃんが握って遊ぶ陶器のおもちゃ(振ると、ころころと音がする)、国産フルーツを使ったおいしい紅茶葉のセット、くまちゃんケーキ、イギリスのお料理の本。
それから、写真に写っていないけれど、外国のチョコレートも♡

た、たのしい、
来年も再来年も、ここでクリスマスを過ごしたい、、、!!








お風呂は近所の銭湯「雲母湯(きららゆ)」へ。
地元の人ばかりのあたたかい銭湯でした。詳しくは書かないが、私はここの主(ぬし)にも会った!動かないドライヤーを直してもらった。

「僕は寒い風呂が好きなんですよ」という伯父の家の薪で炊く風呂もめちゃ気になるが、銭湯の誘惑に勝てず。
ぽかぽかあたたまった!







さて翌朝、密かにすごく楽しみにしていた朝食の時間♡







テーブルには、おいしいパン、バターとマーガリン、手作りジャム3種(みかん、ゆず、シナモン入りのりんご)、水出しのあたたかいコーヒー、又は前日にいただいたものと同じおいしい紅茶、カスピ海ヨーグルト、チーズ、りんご、それに伯父の次女Sさんお手製のケーキとエルテンスープ。
あぁ、なんとすばらしい眺め。

りんごをくれた農家の方?が「今年は蜜がおおくて、すみません」とおっしゃっていたらしく、「蜜がおおいのはあの人のせいじゃないのにね」と、おだやかに話す伯母。


食卓に並ぶコーヒーカップやりんごの皿、パン切りの台など、ところどころにポーランドの器があるのは、伯父が以前ポーランドに住んで日本語を教えていたことがあったからだそう。
すごくかわいくて私も欲しくなってしまった!が、昨今の北欧東欧ブームで、偽物が多く出回っているんだとか。きちんと持ち重りのするものを選ぶといいよ、とおしえてもらった。

最近ほんとうに、ちょっとおしゃれ(?)な家庭にはかならず北欧ブランドのぴかぴかした器が並んでいるが、私は実はそれがあんまり好きではない、というか、その風景があんまりどこもおなじに見えてしまってなんだかつまらないと思うのです。(と、ついでに普段感じている本音がぽろり)

しかしこんなに暮らしに器が溶け込んでいる景色はすごくいいな、私にはまだこんなこなれた食卓、作れないな、あと何十年かかるだろうか。



さて私が食卓につくと、「うちの朝食はね、起きた人から、順番に食べていくのよ」と伯母。
一緒に朝食をいただいたのは、伯父と、それから私と同じく泊まりに来ていた三女のIさん、その娘のNちゃん、途中から夫、それに伯母がみんなの食事の世話をしながら。
お仕事のある次女のSさんはもう食べ終わっていて、エルテンスープのことを私に教えてくれた。



オランダの伝統料理というエルテンスープ。
じゃがいも、ベーコン、香味野菜、挽き割りの乾燥エンドウ豆が入っていて、お粥のようにとろりと炊き上げるのが特徴なんだとか。
これがおいしくないわけないよね、そう、とてもおいしいのです。
日本の芋煮、フランスのガルビュールと通じるスープかなと思った。冬の間、農家の人が鍋にたっぷり作って食事のたびに温めて食べていた、生活に溶け込んだ料理。滋味。








スープとともにこちらも次女Sさんお手製のドイツのケーキ。やっぱり、こちらの家でもよく焼くのだそう。
配合は義母や伯母の作るものとまた少し変えてあって、しっとりとした口当たり。
焼いてから一晩おいて味が落ち着き、ほんとうにおいしかった!


興奮して朝から食べ過ぎました。
おいしかったー!!ごちそうさまです。

何から何まで私のときめきのツボを外さない伯父の家ですが、次回、ときめきまくりの伯父の書斎編へ続く!


0 件のコメント:

コメントを投稿