五年前の京都の旅でたまたまこの店にふらりと入り、鯖寿司ときつねうどんのセットを食べたのだけれど、そのおいしかったこと!!
一日目の昼はここに来ようと決めていました。
だけどその前に、近所の肉屋さんでコロッケをたべる、、、
写真を撮り忘れたけど、衣がざっくりと厚くてとてもおいしかった!
やっぱり肉屋さんのコロッケって間違いがない…
そしていよいよ、満寿形屋さん。
商店街の中にある、席数20席ほどの、ごく小さな店。
このお店、うどんと鯖寿司のお安いセットがあって、リーズナブルにおいしい鯖寿司が食べられます。
しかしセットに付いてくる鯖寿司は切り身の端っこの方のものであり、身の厚い真ん中の方のものを食べたかったら鯖寿司を単品で注文しなくてはいけないというカラクリがあります。
というわけで、夫はきつねうどんと鯖寿司のセット、私は鴨なんば蕎麦と鯖寿司の単品。
寿司は一切れずつ交換して食べました。
これが絶品の鯖寿司。
鯖は肉厚で漬け込みは浅め、ふっくらとした甘めの酢飯と相まって、口の中でとろとろにとろけるのです。
身悶えするほどおいしい。
ちなみに、きつねうどんと鴨なんば蕎麦も、とてもおいしかったです。
うどんはふわふわやわらかな麺、蕎麦は細麺。つゆの出汁もおいしくて、食べ終わるのが惜しい昼ごはんでした、、、
店のおもてのショーケース越しに、鯖寿司を作るところが見られます。
そして、満寿形屋さんと合わせて訪れたい、出町ふたばさん♡
常に行列、でもすぐ順番がまわってくる。
魅惑的なショーケースだけれど、やはり豆餅なのだ。
夫とひとつずつ。
あー、やっぱりおいしい。
豆大福なんてどこにも売っているのに、ここのはやっぱり全然ちがう!
豆自体がそもそもおいしい。
鯖寿司も、この豆餅も、五年間思い続けていたにもかかわらず、記憶の中で増幅されているであろうおいしい記憶にもあっさりと勝るおいしさでした。
鴨川のほとりで、ベンチに座ってもぐもぐ。
その後、そのままぶらぶら歩きながら京大へ。
京大ショップにて理系グッズ(ボタニカルアートのカードや化石の印刷されたクリアファイル、京大ノートなど)を自分のお土産に買い、伯母の家へ行ってアルザスで晩ごはん。
そして一日目が終わり。
二日目は伯父と三女のIさん、その娘のNちゃんが、街歩きに連れて行ってくれた。
まずは歩いて恵文社さんへ
選書もおもしろく、雑貨もおいてあってたのしかった!
何度もぐるぐる見てまわる。
そしてお昼に、近くのカフェへ
なんていうお店か忘れちゃった、、、
私と伯父はオムライスのランチ。
夫は生姜焼き定食。
器がかわいい、、、
生姜焼きはカフェらしいおしゃれな味でした(わかる?)。おかずに「大根と揚げのたいたん」という、京のおばんざいがついていてちょっと得した気分♡
ちなみにIさんはベーグルサンドセット、Nちゃんはロコモコ丼を食べておりました。
それから、叡山電車(通称叡電)に乗って河原町へ
伯父が連れて行ってくれたのが、めちゃステキな老舗喫茶店「築地」♡♡♡
伯父が学生時代からお友達と通っていたんだって。
かっこよすぎる内装!
店内にはクラシックが流れております。
ジャズでなく、堂々とクラシック!というのがまたかっこよい。
クラシックのレコードもたくさん
メニューも良い!
「ここではウインナーコーヒーということになっているんだけど、いいかな?」と伯父。もちろんですとも。
またまた、素敵なウインナーコーヒーが出てきました。
なにもかもブレないクラシックな佇まいが最高です。
京大生だった伯父は、当時ここへ仲間と集ってどんな会話を繰り広げたのかな、、、
築地を出てから、ガイドブックで見かけた京都発祥のアイスクリーム屋「ハンデルスベーゲン」へ寄り道。
♡♡♡
ピスタチオとティラミス。
冬のアイスクリーム屋って、外国の映画みたいでちょっといいね♡
食べながら街を歩いて、錦市場へ。
はんぺん屋さんにて、じゃがバターのはんぺんを食べる。ほくほく
年末ということもあってか、たいへん賑わっていた。しかし錦市場の写真がほとんどない!通りを見るのに夢中。
こんなおいしそうなお惣菜屋さんも。
和蝋燭の店で伯父に蝋燭を買ってもらったり、「有次」で抜き型や鍋を見たり、食べ物以外のものもかなり楽しみました。
すっかり食べ歩き疲れて、帰りの電車の時間も迫っていたのでこれにて終了。
京都駅で、牡蠣と出汁巻き卵の弁当を買って食べながら帰りました。
余談ですが今回、電車やバスで私のマタニティマークを見た人たちがこころよく席を譲ってくださり(どちらも男性)、とてもとてもありがたかったです。
着けていると反感を買うとか、イヤミを言われるとか、よからぬ噂のあるこのマークだけれど、世の中はあたたかいひとのほうがやっぱり多いのですね。
実際、妊婦からすると席を譲ってもらえるのは本当にありがたいことです。
さてさて、錦市場食べあるきツアーから帰り、伯父があとで「あんな街歩きは初めてだった」と言っていたそうな(笑)
懲りずにまたみんなで出かけたいな。
家の中での渋い着物姿とまた変わって、ターコイズの襟巻きにジャケット姿の伯父と街を歩くのもとてもたのしかった。
とてもとても楽しみにしていたクリスマスの京都の旅、あたたかい家族に迎えられて幸せいっぱいだった。
伯父と伯母にたくさん甘えてしまったけれど、また甘えに行きたい!
さぁ今年もおしまい。
こんな幸せな気持ちのまま新年を迎えられて、2015年も益々いい年になりそうです。
みなさま良いお年をお迎えください。