展示のいちばん初めがフレデリックだったのだけど、原画は紙が剥がれたり、よごれたりしていて、しかしそれが、きれいに印刷された絵本よりもずっとずっとうつくしく、切り貼りされた紙の一片一片から作家の愛情が伝わってくるような温もりのあるものでした。
絵本によって画材や画風が様々に変化していることに驚いたけれど、中でも初めて見る鉛筆画は目を見張るうつくしさでした。
重ねられた石のうつくしいデッサンとユーモラスなおさかなの線画は、対照的でどちらも本当にすばらしかった!
完璧なデッサンに裏打ちされたやわらかで自由な絵、すべての作品を貫く強いメッセージ、今はどれを見ても音楽に繋げて考えてしまう自分がいるのでした。
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