いつかの晩ごはんはいろいろなものを巻いたロールカツを、その前の晩はエスニックなトマトのカレーに野菜パコラ(インドの天ぷら)を、その前は、なんだっけ、、、牛肉ときゅうりとトマトのガパオ炒めかな。
その時はいっしょうけんめいなのに、たべおわると間もなく忘れてしまう。「欲求というものは、満たされた瞬間にきえるのだ」と、むかし見た海外ドラマsex and the cityの中で言っていたっけ、、、。
お盆中は連日ごちそうばかりたべて胃が疲れているので昨夜はお茶漬け。塩こんぶに、友人Iちゃん自慢のてづくり梅干し。いまどきめずらしく、顔がゆがむほどすっぱい梅干し。でもさっぱりしておいしかったなぁ。
連日ごちそうなので、家でたべるときはそうめんかお蕎麦ばかりたべている。夫がえらんだ「ごまだれつゆ」がお蕎麦に合って、おいしい。むすめはあいかわらずわたしの作るものすべてに文句をつけ、お蕎麦が並べば「そうめんがいい」と言って泣きわめく。こういうときは、すべて夫にまかせる。穏やかに気長に、むすめと向き合う夫。しばらくして落ち着いたむすめは、やっとお蕎麦をたべた。
お盆の恒例行事である小学校の同窓会へ行ったら、5、6年の担任だった先生に「おまえは、ほんとうになまえのとおりの子やった、天真爛漫。見た目は落ち着いとるんやけど、中身はからっぽ。まるっきりこどもなんやわ〜。」と、褒めてるんだか貶してるんだかわからないようなことを、お酒に酔った柔らかい声と愛情あふれる眼差しで言われた。先生は私たちのことをほんとうの子どもみたいに、もとい、大げさでなくそれ以上にかわいがって、愛してくれた先生だった。その愛情は今も続いている。
それで先生に「そうなの、わたし、夫に『うちには子どもが三人だとおもってる』って言われたもん」と言ったら、先生が目を丸くして「ほんとにか!おまえ、いい人つかまえたなぁ〜〜!」だって。先生はやっぱりわかっているんだな。
それでその同窓会というのは毎回、同級生のKくんが親から引き継いだお寿司屋さんで開かれるので、今では大将となったKくん仕込みのお料理をいただけるのである。このときは、焼き茄子とごまどうふの出汁かけがおいしかった。それから茶碗蒸しに雲丹が入っていたのは初めて。Kくんの握ったお寿司をみんなで、「そうそう、このイカ、なつかしいよね」なんて言いながらたべた。
そうだ、ガパオ炒めの前は、冷やし中華だった。
0 件のコメント:
コメントを投稿