さて、お産を振り返ってみようと思います。
お産の始まりは、なかなか産まれないなぁと思っていた予定日前日の夜。
いつもより寝付きの悪かったむすめがようやく寝ついた直後に破水、その少し前から陣痛のようなお腹の張りを感じていたので、すぐ産院に電話して、寝ついたばかりの娘を連れて母に車を出してもらいそのまま入院しました。
夜も遅いので娘と母にはすぐ帰宅してもらい、しばらくして職場から産院に向かっていた夫が到着、今回も立ち合ってもらいその後1時間ほどで産まれました。
今回は早かった、やはり2人目だからかな。
しかし産みの苦しみは変わらず…とにかく痛かったー!!!
今回も我を忘れて声が枯れるまで叫んだお産でした…
あーーー痛かった。
第一子の娘を産んだ時、あまりの痛さに、次があるならぜったい無痛分娩にしようと心に誓ったのだけれど、実際に第二子の出産を控えて無痛のリスクなどを聞くうちにやっぱりどうしようかと悩んでしまい、無痛の選択をするタイミングを逃した優柔不断なわたし…。
そしていざ陣痛が始まってすぐ、無痛にしなかったことをそれはもう激しく後悔したのでした。
出産はほんとうに信じられないくらいとにかく痛い!!!
無痛分娩に対して、「痛みを伴わない出産なんて」という声はいまだにあるけれど、どんな方法で産んだとしても、仮に自分で産まなかったとしても、親から子への愛情は何も変わらないと私は思うなぁ。
みんながみんな自然分娩になるとは限らないわけだし。
変な言い方かもしれないけれど、私は妊娠出産の才能があまりないと思う。
つわりも本当につらくて3ヶ月ほど寝たきりで過ごしたし、その後も妊娠期間中はとにかく身体がだるくて思うように動けず、周りの健康な妊婦さんたちと自分を比べては情けない気持ちでいっぱいだった。
妊婦生活を楽しむ余裕なんてもちろんなかった。
出産にしても、声も出さずに産んだという友人知人の話を聞いて、私のあのオーメンのような出産(笑)は何だったのかとこちらも本当に情けない思いだった。
でも、同じように妊娠や出産で大変な思いをしたという実の姉や友人たちと話していると、やっぱり人それぞれ違うものなのだとちょっと安心したりもする。
実際、こんなに個人差があるものって他にあるのか?
ドイツ人だった夫のお婆ちゃんは、「出産なんて、たまったベンピを出すようなもんだ」と、かなり楽に産んだらしい、、、
産院の助産師さんも、欧米人はそんな感じのお産らしいよと言っていた。
しかし私の場合、妊娠期間は辛くとも、産みおわってからがとにかく絶好調なのです。
重い重いお腹や、お産への不安からも開放されて、子供もかわいいし、気分爽快。
今回は夜中の出産後にお腹ぺこぺこでおにぎりを食べ、そのあと産院の朝ごはんももりもり食べました。
第一子のむすめは、とにかく静かな赤ちゃんだった。
オギャーと泣くことがまず無く、静かに眠って静かに起きて、お乳をたくさん飲み、また静かに眠ってばかりの赤ちゃんだったのです。
生後2ヶ月ほど経ったら夜中に目を覚ますこともなくなり、朝までぐっすり。
おかげで私は睡眠不足になることもなく、娘が寝ている時間にゆっくりごはんを食べたり本を読んだり、歌の練習もできたし、かなり自由でした(過去の記事を振り返ってもわかる)。
そして今回産まれた息子もどうやらよく飲んでよく寝る子らしく、早速お乳を飲みまくってスヤスヤ眠っています。
私のお乳がよく出るのもありがたい。
困ったことと言えば、毎度乳首が切れてとても痛いので、傷が治るまで搾乳生活になることか…。
あとは、お乳が詰まることもあまりないし、母乳育児はけっこう順調です。
第一子の時、横綱のように太った娘を見て、「母乳だけでこんなに太れるの⁉︎」と周囲の人によく言われたっけ。
母親も色々、子供も色々、妊娠出産、そして育児って本当にそれぞれだと思う。
得意不得意もあるし、良くも悪くも予期せぬことはたくさん。
あまり細かく決めずに、しなやかに柔軟にやっていくことが子供と私のためにいちばんいいな、と、余裕の出た今だから言える笑。
実際辛いときは、しなやかに動くことなんて無理ー!って感じなのだけどね、、、
辛いときも楽なときもあるけれど、できるだけ自分の心に波風立てないように、落ち着いて対応するというのが子供を産んでからの自分の指針になっています。