10年ほど会っていなかった友達と、縁あって再会することができました。
彼女はチハルちゃんと言って、私が二十歳の頃に沖縄の宮古島で知り合った女の子で、今はドイツ人のパートナー、マティと共にタイマッサージやYOGAリトリート、瞑想、ヒーリング、それらに繋がる新たな勉強、それに社会貢献活動などして世界中を旅して暮らしている子です。
二十歳の当時、私は宮古島で夏の3か月を過ごしたのだけれど、その時に知り合った人たちや体験したことが今の私の生き方の半分以上を創ったと言っても過言ではないくらい、いろんなことを吸収した3か月でした。
そんな時に知り合ったチハルちゃんと、数年前にFacebookで再会して繋がり、今回お仕事で愛知県へ来るというので声をかけたら、仕事の合間に我が家へ滞在してくれることになったのです。
1日目は夜に我が家へ到着し、二日目の朝食風景。
私のリクエストでマティが焼いてきてくれたライ麦酵母のドイツパンとミューズリー、前日の夜に職場の飲み会で夫が持ち帰ってきた韓国料理、それに我が家の前日の晩ご飯の残り物など、ごちゃ混ぜの朝食をみんなで囲む。
賑やかな食卓。あー、楽しい、幸せ。
マティのドイツパンは、一口食べるとライ・サワーのほのかな酸味があり、噛みしめるほどに粉の旨味が出てきてとてもとてもおいしい。
私はバターをたっぷり塗って、粉と塩とバターの相まった旨味を味わいながら食べました。
マティは、私の作ったジャムをたっぷり”乗せて”食べていました。
それから果物を切って、果物とミューズリー入りのヨーグルトを私の分も作ってくれた優しいマティ。
午後からみんなで近くの植物園へ。
一生懸命娘の写真を撮ってくれるマティ、横で眠るチハルちゃん。
更に写真を撮るマティ、隣に立つ我が夫。
ばらを観るすてきなふたり。
理学療法士でタイマッサージをしているマティは娘を抱っこしながらヨガ・ストレッチ。いちに、さんし。
赤ちゃんと一緒にできるヨガのポーズなんかも教えてくれた。
娘はマティが大好きになった様子。
大きな優しい手に包まれて、すっかり身を任せてくつろぎ、あやしてもらってキャッキャと笑っていた。
二日目の晩ご飯は、おでん。
うちの近所にあるおいしい豆腐屋さんで厚揚げやがんもどきを買って、おでんに入れたり、ごま油でこんがり焼いて生姜醤油で食べたり。
みんなに好評で、たっぷり作った鍋の中身があっという間になくなっていった。
チハルちゃんとはきっと味覚が合うだろうと何となく思っていたのがやっぱり当たって、私の作る肩肘張らないおかずをとても気に入ってくれた。
マティは、何でも、もりもり食べてくれた。
お勧めした、おでんの卵に甘い味噌をつけて食べるのも、気に入ってくれた。
三日目の朝は、チハルちゃんから、筋トレやらヨガやらに関する話を聞いたり、実践しながら教えてもらったり。
この写真は、赤ちゃん先生にヨガを教わる、の図。
自由に動く赤ちゃんのポーズをどんどん真似してくんだって。面白いね!
言われてみれば、赤ちゃんも動物も、ぎゅーっと伸びをしたり、疲れたら無理せず休んだり、自然とヨガをやっているのだ。
ストレッチしながら色々話していて、私が今までヨガだと思ってやっていたことがヨガではなく、ヨガではないと思ってやっていたことが実はヨガだった、ということがわかった。笑
要するに、ポーズをとることだけがヨガなのではなく、自分の身体と心の状態を敏感に感じ取り、なりたい自分になるために、それらをコントロールする力を養っていくのがヨガなのであって、それをするのに必ずしも決まったポーズは必要無いということなのでした。
私が普段、怒りにどう向き合うか、疲れた時はどうするか、やりたくないことがある時にどうやってやる気を出すか、そういうことを考えて実行していることが、ヨガの本質に近いことらしい。
チハルちゃんと話していると、いつも自分が何となく感じていたことに、言葉を当てはめてもらっている感じがする。
それから、チハルちゃんはとても正直な子なので、正直な人と話をしていると、自分が自分自身に対してごまかしていることや、目をつぶってしまっていることが、まざまざと見えてくる。笑。
赤ちゃんと対峙した時と同じような感覚。赤ちゃんもとても正直だから。
だから例えば、私は子供をいつも左腕で抱くのだけれど、本当は、右でも抱いたほうがいいのは、頭ではわかっている(片方で抱いてばかりいると身体の左右のバランスが崩れて、身体を痛めるから)。でも、「右利きだから、ついつい、ねー」とか言って、何となくごまかして、左でばかり抱いている。
右で子供を抱くなんて、ごくシンプルに、ただ抱く腕を変えるだけのことだし、身体もきっとそうしたいと思っているのに、それができない。
「右でも抱けば?」と真っ直ぐに言われて、「そうなんだけどさー、、、」と言った自分に、「あ、言い訳している」と気づく。
実行するのはごく簡単なことで、今日からでもすぐできることなので、私も今日からは身体のために、身体の声を聞いて、右でも抱くようにしよう。現にもう左の肩ばかりがポキポキ鳴ったりしているんだもの、、、
そういう、すごく小さなことを確実に実行していくだけでも、数年後の自分は、いいえ、明日の自分は、今日よりも、なりたい自分に近づいているんだろうと思う。
そして、きっとそれが「YOGA」なのかな、と私なりに解釈した。
チハルちゃん、有意義な朝をありがとう。
チハルちゃんとマティの滞在、前半終了。
写真はマティが今朝食べていた「チーズ乗せごはん」笑
彼らは今日から知多に滞在して仕事をし、その後、次の鎌倉での仕事までにもう一度我が家へ寄ってくれる予定。
楽しみ楽しみ。