2013年3月31日日曜日

発表会2013春!

昨日はjazz発表会でした。
ボーカルとギターとドラム、それぞれプロのjazzミュージシャンである先生方の門下生たちによる発表会。

私はもう何か月かずっと練習していたスタンダードナンバー「My Romance」を歌いました。
スロースウィング、、、バラードくらいのゆっくりテンポ。


、、、自分の歌う姿、恥ずかしいけどせっかくなので載せます。


後ろから応援してもらっているような気持ちになって安心して歌えた、先生方のあたたかく粋な演奏。
本当にありがとうございました。

私の今年の目標「楽しむこと、堂々とすること」も、たぶんできました(自己採点)。
緊張しちゃって、やろうとおもっていたフェイクがいくつか出来ずちょっとくやしいが、、、
しかし「プレッシャーにどう勝つかは永遠の課題だ」 と、
終わってからGt.砂掛さんもおっしゃていた。
プロになっても、いえ、プロだからこそ、プレッシャーは大きいのだな。

他にも、終わった後になんとなく残っていた少しの生徒たちに、先生方がすごく励みになる話を聞かせてくださったりして(ここでは言わないけどねっ)とても有意義な発表会でした。

私は歌が好きな子どもだったけれど、好きなだけで歌は下手だったし、ピアノを習ったこともないから(習いたいとも思っていなかったし)音やリズムも知らなくて、努力もせず漠然といつか人前で歌いたいとだけ思って大人になって、二十代も終わりかけになってようやく本当に歌を勉強するようになった。
今から始めて、プロのミュージシャンたちとも肩を並べて歌えるようになりたいっていうと、すごいねって言ってくれる人もいるけど、「今からはもう無理だよ」って言われることもある。でもそう言ってくれる人は、本当に思った事を言ってくれる近しい人であり、本当の努力を知っている人だと思うので、それも本当だと思う。


 私の母は、止むに止まれぬ事情により三十代半ばにして通訳養成所に入った。
当時は養成所に通いながら、家でも日に何時間もの犬のような訓練を繰り返したらしい彼女だけれど、金銭的な事情もあって、「昇級試験に二期連続で落ちたら、そこでやめよう」と自分で決めていて、同時通訳のクラスへの昇級試験に合格できず学校はそこで終わったらしい。
 養成所を経て、彼女は会議通訳や技術系の翻訳などもするようになり、その仕事で私たち姉妹の学費を稼いでくれたのです。

 何が言いたいかって、私も向上心を持って努力をしていれば、少なくとも今のままでいるっていうことはないと思うから、前を見て進んでゆきたい!





先生方の演奏!かっこいいーー!
Vo. junkoさん(私の先生!)
Gt.砂掛康浩さん
Ba.大村守弘さん
Ds. 砂掛裕史朗さん

 


全員じゃないけど、最後にみんなで。

先生方のあたたかい愛情を感じ、始終とても良い雰囲気で、幸せな発表会でした。
ありがとうございます。




2013年3月29日金曜日

花の咲かない寒い日は、、、

私の大好きな、あるjazz シンガーの方がつぶやいていたことば。

「花の咲かない寒い日は、下へ下へと根をのばせ」



精神的な迷子になっていた私に対し、ある友人が、
悩んだり苦しんだりしながら生きていくのがあなた(私)だ、そのままゆけ! と言った!



先日の私の悶々記事に対して、いろんな友達がいろんな言葉をかけてくれました(涙)。
いつだって、友達の言葉が私を救うのだ、、、
心からありがとうです。






Sarah Vaughanの A Lover's Concerto、歌詞がわからなくても希望の光の射すような曲。
先日jazzの先生が「焦らず、その調子でね」って言ってくださった。


2013年3月25日月曜日

耽美、幻想文学的に歩く千種区

 久しぶりに外へ出て色んなもの見てみようと思い、ひとりで千種区をぶらぶらしてみました。
 なんで千種区を選んだかというと、なんとなく街並みが好きだから、、、あと、本屋もありそうだし、、、というぼんやりした理由。

しかし歩いているだけでなぜか自分の趣味って出るものですね、、、
昨日の千種区散策(言いづらい)は、言わば私の文芸的趣味(耽美、幻想、少女崇拝)が現れた内容になりました。


名古屋大学駅(たぶん1番出口)を降りて西の方へ坂を上ると、道端にニオイスミレが咲いていた。
ウィーンの老舗菓子店DEMELの菫の砂糖漬けと同じ香り。
菫って少女文化の代名詞、、、



そしてまずは、以前から気になっていたブックカフェ・リチルへ。
日曜の午後、店内は静かに、しかし熱心に本を読むお客でわりといっぱい。
小さな席しか空いていなかったのと、一生懸命本を選ぶのに疲れて外の空気を吸いたかったのとで、お茶はいただかず本を二冊買って店を出ることに。
でもお店の人がすごく本を愛しているような人だったので、また行きたいなって思った。

「安曇野の白い庭/丸山健二」、「幻想博物誌/澁澤 龍」。両方古書です。
うーん、良いものを手に入れた。



我が家はもうすぐ引っ越す予定なのですが、引っ越し先が昭和時代の庭付き中古物件ということで、古い家や庭が気になってしょうがない今日この頃。
もともと昭和モダンな古い家がすごく好きで、千種区あたりでよく見かける民家はそういうモダンな家が多く、それもこの日の散歩コースにここを選んだ理由のひとつだったのです。
ぶらぶら歩きながら民家の花や木を撮る、撮る、撮る。
昭和モダンの家って、私のよく読む少女小説の世界観と通じるものがあって心躍ります。
焦げ茶色の玄関扉、ちょっとモダンな玄関灯、ちいさな縁側に皮の椅子、咲き誇る椿や水仙、藤、牡丹に芍薬、、、わかる?





ミモザは、「家を持ったらぜったい庭に植えたい木」の候補に入っている。
他は月桂樹、クラブアップル、ユーカリ、、、
自分でも気づいていたけれど、写真を見ると私はあんまり整っていない庭が好きなのね、、、



ひとりだし、かなりのんびり、赴くままにぶらぶら歩いていたら偶然かわいらしい雑貨屋を発見。
ドイツ、東欧で買い付けた雑貨を扱っているそうで、結婚以来ドイツびいきになってしまった私はふらふらと店内を見て回る、、、
食器から文房具、おもちゃに絵本、布物、色々見て、自分の物を少しと、たまたま見つけたマニアックな本を友人のプレゼントとして購入。


私が買ったのは紙の物いくつか。
ぜんぶドイツ製だったかな、かわいいラッピングペーパーに、子供用のボンボンを入れるちいさな袋、それに薬局の紙袋!耽美、幻想文学を愛する私にとって、病院とか理科室っぽいものって萌えアイテムです。薬瓶とか薬品棚とかね、、、。しかもハーブの絵が描かれているなんて、、、よだれがでそう。買い占めたかったけど貧乏人なので一枚ずつ。
お店のご夫婦とのちょっとした会話も愉しみ、友人へのプレゼントには丁寧なかわいいラッピングをしてくださった。自分の店を愛しているって、いいね。



本山の駅辺りまで来て、もうすこし歩いてみようと、そのまま広小路沿いに覚王山までてくてく。そしてひと休みに入ったのがSUN CIELO(サン・シエロ)。
外観を見てカフェかなと思ったら、入口に書いてあるメニューはレストランバーみたいな感じ、、、
よくわからないまま入店し、カウンターに座る。
昼に食べたカレーがお腹にまだ残っていたので「グリーンサラダみたいなものってできますか」とシェフに尋ねると、「いいですよ」と快いお返事。
でもちょうど入店時に他のお客さん用に準備していた「前菜盛り合わせ」がすごくおいしそうだったので、「あれを肉なしで作ってもらうことはできますか」と、わがままな質問を投げかけるも、これまた「いいですよ」と快いお返事。


コルニッションとオリーブ。
いい感じでしょ、、、

 ベジタリアン仕様にしてもらった前菜盛り合わせ。
グリーンサラダに魚のエスカベッシュ、牡蠣のオイル漬け、人参とクミンのヴィネグレット和え。

シェフと、その日ヘルプで入っていた男性と、色々話していたら皆菓子屋経験者であることが判り(うち一人は現役)、菓子屋話で盛り上がる。
今度はお腹を空かせて行って、他の物もぜひ食べてみたいな。デザートもね。



色々観てまわって、おいしいものを食べて、初めて会う人たちと話して、ちょっと自分を取り戻した感じ。
もう少し本を読んだら、また街へ出よう、、、

2013年3月23日土曜日

春のゆううつ



春ですね、、、
ビオラが沢山咲くので、群れすぎないよう剪定しては、摘み取った花を部屋に生ける。
ミントは挿し木の為に水に浸けて根を出させる。



さてさて、FBって個人的な愚痴とか弱音なんかを書きづらいなぁと感じるこのごろ。。
そもそもFBは個人的なものかも知れないけれど、”お友達”も増えて来たし、相手が見たくないと思ったとしても記事がニュースフィードに上がってしまうから、いやな気分になる人もいるかも、と憚られるのです、、、
そういうわけで愚痴や弱音はtwitterとか(フォロワーが少ない)、IGとか(こちらもフォロワーが少ない)、ブログとか(任意で読んでもらえる)、でつぶやいている私です。
本当の私って、自信がなくて引っ込み思案で、愚痴っぽい(あらためてひどい、、、)。
いつもはそんな自分に負けないように、ピシッとしているだけなのですがFBだけだとそんなふうに見えないかもね。
しかしブログやツイッターには、こういう本当の自分がいます。


FBと言えば、もうずっと疎遠になっていた学生時代の友人たちと繋がったりして近況を知るようになり、皆の活躍には目を見張るばかりです。
私たちくらいの年齢は、仕事でも実績を上げ始める時期で、また家庭を持てば子どもを産んだりして、色んな道に進んだ友人たちが、それぞれで素晴らしい居場所をつくって活躍している。
そんな中で私はどうだろうかと振り返ってみると、なんだか空っぽの自分が居て、
それでも自信を持って立っていたい自分と、やっぱり本当は空っぽの自分と、両方が心の中で勝ったり負けたりして、すっかり自信を失くすのです。
自分らしいってどんなだっけ、とか、私の中にはどんなものがあるんだろうとか、そんなこと考えて、人の事を羨んだりすることが増えて、ちょっと悲しかった春の初め。

大切なものは目には見えないこと、つまり成功やお金、数字や見た目、そういうものではないって、(これは星の王子さまのキツネの言葉だけど)、わかっていても気になってしまうし、見た目や数字って実際にすごく重要だというのが現実でもある。


落ち込んでいた時に、たまたま学生時代から続く親友とメールのやり取りをする機会があって(海外に住んでいるのでなかなか会えないのだ)、延々と哲学的なことを話していて、哲学っていうと難しい話を想像するかもしれないけれど、そうではなく、哲学ってもっと身近にあるものだと思っているから、つまり、どうして自分がベジタリアンになったか、とか、仕事に対する考え方とか、世の中への疑問とか、芸能人の話題とか(笑)考えていることぜんぶをとにかく書きまくったし、彼女もたくさん書いてくれた。
それがすごーく有意義で(自分で言うのも何ですけど)、とにかく彼女は、考えていることや言っていることに、ちゃんと行動が伴っているから説得力があるのね。
何度も長文メールをやりとりして、輝く親友の姿を見ているうちに私も少しずつ自分を取り戻してきて、あんまり周りの人を羨んだり、劣等感を感じることもなくなってきた。

でもこう考えると、私っていわゆる「FBの注意すべき点」にまんまと引っ掛かっただけなのかもね、かっこわるい。
人生の方向性についてはみんな悩むところだろうけど、きっかけがSNSなんて情けないなぁ、、、でもこれが今の自分。


ところで例のその彼女とは服飾の勉強をしていた高校で知りあって、当時から才能と努力の両方の力を持ち合わせた子でした。なのにやたら普通で庶民的なところのある子だったから話が合ってよく一緒に居たなぁ。クラスも部活も一緒だったっていうのもあるけど、やっぱり趣味や考え方も似てたかな。モード誌を観てコーフンしながら話したし、焼肉の食べ放題で動けなくなるまで食べて、「どうして私たちってこうなんだろうね」とか言って二人で嘆いたりもした、、、ばかだなぁ
そんな私たちも、いつの間にかふたりともベジタリアンになって(!)、少しは社会の事も考えるようになって、変わらないと言ってもやっぱりあのころとは確実に違う、、、そしてこんなに遠く(名古屋とNY)に暮らしているのにこうしてわかりあえるのは貴重な存在だなと改めて思う、そして近所に住んでくれていたらと切に願ってしまう。



3月って、自分にとってはちょっと特別な月なのです。
以前は誕生月だから単純に一番好きな月だったけれど、ある年の3月に、ちょとしたこと(あるいはとても大きなこと)がいくつか重なって、それ以来、春のまぶしい日差しとともに、ちょっとした不安というか?憂鬱な気持ちも一緒にやってくるようになって、だから落ち込むのかも。
しかしそれも年とともに薄らいでは来ているけどね(人間は忘れる生き物だよと教わったのもその3月だったなぁ、しみじみ)。

そんな春の日です。
はやく新居に引っ越したいなぁ。庭のある古い家なのだ、、、
友達もたくさん呼びたい。

代官山で見つけた教会の小さな庭
こんな庭をつくりたい、、、



2013年3月18日月曜日

東京、3013春(主に食べた物の記録)

週末に2泊で東京へ行ってきました。
ひとつはとある目的のため、もう一つはついでに私の誕生日旅行も、ということで!

一日目は夜に立川に着き、ホテルの近所に良い雰囲気のビストロを見つけて晩ごはん。
Bistro Flatcafe

外から店内を観ると、、、これは間違いないってかんじ
活気があって、皆たのしそうにワインを飲んでいる。
ここがおいしくないはずがない、、、


で、案の定大正解でした。
値段設定も気取らず、料理も上等でボリュームがあって。



とりあえず、たっぷりのグリーンサラダ(ハーブ入り、玉ねぎのドレッシング付き)と
アンチョビガーリックバターのポテト(ハーフサイズ)、
それにドイツビールと白スパークリングを。



やまもりポテト(ハーフサイズ)!!アンチョビガーリックバターって想像以上にすごい!
まねしよ。



サーモンと、あまくて柔らかい春キャベツの料理




そしておいしいシードル



で、、、ポテト(こんどはクオーターサイズ)とグリーンサラダをおかわりする始末


ここのスタッフの一人のお兄さんと話していたら、
彼が名古屋ご出身だということがわかって盛りあがる、笑

おなかいっぱいで、ホテルに帰ってからデザートを食べ忘れた事に気づき、
すごく悔まれた立川の夜。




明けて二日目は同行者と別行動だったので、
私と同じ誕生日の姪っ子に会いに姉の住むアパートへ、、、
しかしひとみしりマックスでぜんぜんこっちを向いてもらえず、
ごはんたべて帰ってきた。
(会えただけで満足だもん)





で、夜。
私の誕生日前夜祭として、西麻布のイタリア料理レストランOsteria Quinto Gusto(オステリア・クイント・グスト)へ!
ソムリエとシェフのお二人で切り盛りするレストラン。
もはや無駄な説明は不要、、、、、
写真をご覧くださいませ


茨城県産レトロトマトとリコッタチーズのサラダ仕立て ディルとタイムの香り¥1200
(お店のHPより、メニュー名を拝借)



自家製酵母のパンがまたおいしくてたくさん食べる
(後に料理が入らなくなるのでキケンと知りながらも、なお)



千葉県産地ハマグリと菜の花の白ワイン蒸し¥1400(お店のHPより、メニュー名を拝借)




ロシア産ずわい蟹とカブのオリーブオイルソース自家製タヤリン¥1800
(お店のHPより、メニュー名を拝借)




タヤリンの準備をするシェフの後ろ姿、、、



そして誕生日デセール


ピンクの文字かわゆす、、、
いちごとチョコのアイス、リコッタチーズのケーキ、自家製生キャラメルをサンドしたシフォン。
あーどうしましょ、、、うれしいよーーかわいいよーー

料理もサービスも上等で、その上コストパフォーマンスに優れているってすごい、、、


 


で、最終日3日目は、噂の代官山TSUTAYA書店へ
洋書の料理本やヴィジュアルブックを買い、敷地内のアロハテーブルで昼ご飯。


顔が疲れている、、、
テラスちょっと寒かったけど気持ちよかったな。



ソフトシェルシュリンプのランチプレート、レモンをたくさん絞って。



午後は新宿へ移動し、同行者(夫)はディスクユニオンへ、
私は紀伊国屋書店でぶらぶら、、、
隣の高島屋の地下で春のおこわ弁当を買って、食べながら帰ったのでした。



旅、おしまい、、、



2013年3月5日火曜日

Medical Herbs

3月3日の雛祭りの日、私はお祭りっぽいことを何もせず、とある検定を受けに行ってきました。
「メディカルハーブ検定」!
ずっと興味のあったハーブについて、仕事に繋げるためにはやっぱり資格かしらと思い、今までずっとアンチ検定派だった私がテキストを買って勉強したのであります。
でも勉強を始めてみたら、自分で選んだこの「メディカルハーブ」というものが更に好きになって、というか納得するところが多くてよかった。
なんというか、きちんと科学的な根拠に基づいている、という点で。漢方にすごく近い。


が、なんと言っても、検定を受けようと決意したのが試験の1か月前、、、
集中してやった方がかえっていいかもね、なーんて思って、結構がんばりました。

結果は来月、、、ハーブの知識に関する問題はかなり解けたが、変に小難しく書いてある問題とか、あと歴史のあたりがちょっと心配である。
どうかな


単語帳なんて買ったのも初めてかもしれない、、、


ずっと前に買って、飾りで置いていたドイツのハーブ酒2種の小瓶を開封してみた。
イエーガーマイスター(Jägermeister)(上)は、かなり飲みやすい、というか普通に好きな味。
使われているハーブは今でも極秘らしい、、、笑