2019年12月19日木曜日

ロバと王女、むかしのファンタジー映画

ムスメがインフルエンザに感染して5日間巣ごもり生活をしていたので、映画を借りて観ました。
 ひとつは、フィンランドの作品「ヘイフラワーとキルトシュー」(めちゃくちゃかわいかったしストーリーも素敵だった)、もうひとつは、1970年のフランス映画「ロバと王女」。
 カトリーヌ・ドヌーヴがとにかく美しいのと、私の好きなむかしのファンタジー映画ということで、ときめきっぱなしの映画でした。
 
 むかしのファンタジー映画というのは、まだCGなど映像加工技術が発達していないころに色々な技法を駆使して作られた手作り感満載のファンタジー映画を指します。
 魔法や、観たこともない世界や生き物、そういうものはこれらの作品のなかで、高度なCGを観ているよりもよりもずっとずっと不思議でどきどきして、味わい深くて、大好きなのです。
 「オズの魔法使い」で東の魔女が家の下敷きになって死に、しましまの靴下を履いた魔女の足がしゅるしゅるとしぼんで家の下に消えていくところなんて、今見ても恐ろしいような気持ちになる。その続編「OZ return to oz」での、おべんとうの木のおいしそうなこと、それに廃墟になったエメラルドシティへ来た時の恐ろしさと少しわくわくが混ざったようなどきどき感、そしてホイーラーズの恐怖!
 あぁやっぱり大好きなのです。


そのホイーラーズはこれ。

 


 話が少しそれたけれど、ロバと王女のおはなしを簡単に説明すると、とある事情で実父である王と結婚させられそうになった美しい王女(ドヌーヴ)が、ロバの皮をかぶって森の中へ身を隠し、そうしているうちに素敵な王子様に出会って恋をするというものです。


森の中のみすぼらしい小屋で、王子様のためにお菓子を焼く王女。


 この上なく贅沢なきらきらのドレスを纏ってもそれに劣らぬ美しさのドヌーヴ。




そうそう、こういう魔女。
喋ると生きた蛙が口から出てくる!いかにもという感じでいい。






リラの妖精と、花嫁姿の王女。
美しさに言葉も不要です。




あまりに素敵だったので、ノートに絵を描いてみました。



いやぁ、映画って、ほんとうにいいものですねぇー。

2019年12月17日火曜日

なにもしない日、自分のシェルター

 気づいたらすごく疲れがたまってしまっていた、ということはよくあるとおもいます。
日常の疲れって、運動会みたいに短時間でどっとやってくるものとはちがって、少しずつ少しずつ身体やこころに積もっていくものだから、気づいたらすっかり許容範囲をこえていた!ということになるのです。
 とくに私のように、少しずつガス抜きをすることがの苦手な不器用な人間は。。。

 先月は相次いで身内がたおれ、看病やお見舞いや、それに伴ういろいろな手続きなどに追われて、それが落ち着いた途端に自分が体調を崩し、回復するのに二週間、ようやく回復したと思ったら娘がインフルエンザに感染して一週間登園できず、、、
 私にとって、自分の時間を持てないことが何よりのストレスなので、からだというよりも心がすっかり限界をむかえていたのでした。

 朝も起きられないし、家族のご飯もまともに作れないし、部屋は汚れていくし、いらいらはたまる一方で子供や夫に八つ当たりするし、自分でも本当に見苦しく、情けなく、どうしようもない状態。
 もうだめだーと、仕事から帰ってきた夫に子供たちを託して、逃げるように外出。ブッックオフで閉店まで立ち読みをして本を買い、その後、私のシェルターのようなカフェへ、、、

 高蔵寺にある8カフェさんは移転前からたまに通っているお店なのだけど、いつ行ってもとにかくじんわりと心にしみる(まるでお風呂のような...)お店なのです。
 その時々の心のすきまにぴったりとはまる本がちゃんとあって、ごはんは、落ち込んだ時にひとりでたべてもぜんぜんさみしくないし、それに、自分ではない誰か(それもすごくやさしい人)にお茶を淹れてもらえるなんて、あぁ本当にしあわせ。
 それにお店を出る時に「おやすみなさい」って言ってもらえる。(閉店間際までいたからというのもあるけれど、おやすみなさいっていう挨拶は、決して商業的ではない、温かみというか、思いやりみたいなものがあると思う)



 この薄暗さも癒し。本棚にはしずかにしずかにロウソクが燃えていた。





ミルクティーをのみながら、マーガレット・ワイズ・ブラウンの「ちいさなもみのき」を。
M.W.ブラウンは「おやすみなさい おつきさま」ですっかり大好きになったけど、この本もやっぱりよかった。
 バーバラ・クーニーの絵もぴったりはまっている。この表紙の曇った青に、やさしいもみの木のみどり、子供たちの赤い帽子、、、雪深い森なのに、なんともあたたかい空気。





 これはブックオフで買ってきた、パトリス・ジュリアンの「生活はアート」。本当にそのとおり!でもこの二、三年、すっかり忘れていたような気がするのです。

 あたたかいカフェで癒されて、さらに昨日(月曜)はようやく娘も登園できたので、この際息子も託児に預けて、何にもしないでリビングにごろんと寝そべって毛布をかぶって、昼寝したり読書したり、とにかくだらだらしたら、驚くほど回復しました。
 いらいらもどこかへ飛んでいき、今朝もすっきり早起き。相変わらず極端な私、、、
 でも「なにもしない」って本当に大切だと思い知ったのでした。時間ができるとつい、どこかへ出かけたり、やりたかったことをやろうとしてしまうから。普段からストレスをためないようにきちんと「なにもしない日」を作らなくちゃいかんと思ったのでした。。。


2019年10月2日水曜日

和食、手前味噌、きのこ

 ちかごろどうも愚痴っぽくなっていたような気がするので(特に前回)、スムースにいつものブログに戻ってみようとおもいます。

 ここ1ヶ月ほど、和食をよくたべています。私はどちらかといえば(いいえ完全に)洋食派で、自分ひとりしかいないとなれば朝食はあたたかいパンとカフェオレと卵に、かりかりのベーコンと、できれば新鮮なサラダ、それに果物なんていうふうにしたいのだけれど、子供たちが米をたべたがることと、食費をへらすためと、ついでに夫もだいの和食党(そして油物を控えなければいけない)ということで、私が折れることにしてご飯に合うヘルシーな食事を作るように心がけることにしたのでした。
 でも、たべていると、和食というものはやっぱりしみじみおいしい、、、。

 と言っても子供たちは米ばかり食べて(長女は卵かけご飯、長男はふりかけご飯)あまりおかずはたべないし、私もちょこちょこ料理をしている余裕もないので、とにかく具沢山の豚汁みたいな味噌汁をたっぷり作って、あとはその日のメインおかず(煮物や魚の焼いたのなど)に納豆や冷奴、瓶詰めのご飯のお供などでどうにかこうにか食卓を繕っている感じですけれど。

 でもその具沢山の味噌汁がとにかくおいしいのです。最近の具は、ネギ、人参、油揚げ、こんにゃく、なにかしらのきのこ類、あればキャベツや小松菜などの葉物も。出汁は煮干しを中心に、昆布を入れてみたり、煮えばなに花カツオをふりかけたり。たまにすりごまやごま油を足してみたり。
 味噌は今までは市販品で、おいしくてお値段の高すぎないものを愛用していたのだけど、このたび、ついに自家製味噌を解禁したのです。2月に仕込んだものが、ようやく日の目をあびることになったのですね。そしてそのおいしさにびっくり。これはほんとうに、ご飯におみそつけて食べるだけで満足だわ!というくらいおいしい!
 味噌ってこんなにも旨味があるものなんですね。

 和食は身体や心が疲れている時にとにかく沁みるなぁと思うけれど、たべ始めると、その滋味なるおいしさにしみじみ幸福を感じるもので、最近は私がすすんで和食を作っているのでした。

 ところで先ほど味噌汁になにかしらのきのこ類を入れると書きましたけれども、私は去年テレビで「きのこをたべてウィルスに強いからだにしましょう」とかなんとか言っていたお医者さんの話を鵜呑みにして、まいにちなにかしらの料理できのこをたべ続けたら、子供たちはインフルもノロも感染せず、熱を一度出したくらいで済んだので今年もやはりきのこをたべまくろうと思っています。
 と言っても元々我が家の子供達はインフルとノロは未経験なのですが(アデノウイルスは一昨年やった)。
 とにかく今年もおいしいご飯をたべて平熱アゲアゲでいこうとおもいます。


これは、子供も好きな大豆の甘辛揚げ。
甘辛い煮干と大豆がご飯にもよく合う!

2019年9月12日木曜日

なんだか気分がいい理由

 前回、奇跡のような1日について書いたのだけれど、それには少し理由があったのかもしれない、と後になって思いました。

 それというのも、とある「V.log」を見たことがなんとなく影響しているような気がして。そもそも「V.log」って知っています?わたしは言葉だけ知っていて、観たのはごく最近。「V.log」=「ブイログ」は「Videoビデオ」と「Blogブログ」を合わせた造語で、テキストベースのブログに対して、動画で投稿する日記のことをブイログっていうんだそうです。
 わたしが観たそれは「お掃除がしたくなるvlog」というものでした。たまたまyoutubeのホーム画面に上がってきたので観てみたら、本当にまんまとお掃除がしたくなっちゃって、おまけにその後半には、お掃除をして暮らしをととのえた先には、小さな子供とのこんなに素晴らしい時間が待っているんだよ、と言わんばかりの投稿者の方とお子さんとの素敵な映像が収められていたのです。
 
 なにこれ、すごい!しかも映像の流れがやたらと心地よくて、観ているだけで癒される!と、立て続けに同じ方のV.logをいくつも観て、わたしは完全にその世界に感化されてゆきました。
 そして、映像と同じようにスプレーボトルを持ち出してきて、ガス台も、ダイニングテーブルの上も、棚やレンジの上も拭いて、たまっていたがらくたを捨てたら、台所は見違えるようにすっきりしたのでした。
 
 とまぁそういう一連の流れが実はありまして、それで気分がとても良くなったから、溜め込んでいたストレスも軽くなって、子供たちにも優しくできたのかも。そして子供はおもしろいように親の心を映す鏡のような存在だから、親が穏やかにしているだけで子供の心もずいぶん落ち着くもので、そういうのが影響してあの奇跡の1日は出来上がったのだろうと思ったのです。ちなみに、その次の日も、そのまた次の日も、同じように穏やかに過ぎています。
 
 奇跡と思っていたのは必然だったのかも?と思いつつ、でも今までも同じように色々と試行錯誤してきて、良くなったり、また元に戻ってしまったりして、わたしの心も同じように浮いたり沈んだりを繰り返してきたので、今回もそういうものなのかも、、、とは思うけれど、でも!とりあえずお掃除はもう少し続けてみたいと思うし、今までの積み重ねでわたしのお掃除の腕は10年前よりは確実に上がっているので、少しずつでも前進しているなら、保っていこうと思うわけです。

 というわけで、わたしが見たV.logをリンクしておきます。
 読んでくださった方にも、奇跡の時間が生まれますように!
(you tubeのサブタイトルの設定を日本語にしておくと、日本語字幕で見られます。
 この解説がまた、ぐっとくる!)

2019年9月7日土曜日

ふかふか、もちもち

 只今、土曜の午後1時52分。夫は仕事で不在。
こどもふたりは隣の部屋で仲良くお昼寝をしています。

 今日という日はなんだかとにかくすばらしい日で、こどもたちはほとんどケンカをすることもなく(ケンカをしてもあっというまに仲直りして)、私はさくさくと家事をこなし、お風呂場の棚の整理や、台所のゴミ箱の拭き掃除、それにお昼ごはんの準備までしてしまったのでした。
 いつも何かと揉める午前中のおやつも、ぴったり午前9時にむすめから催促されてしぶしぶのぞいた棚から出てきたポイフル1箱をふたりで仲良くわけあってたべ(ポイフルに関しては、いつもむすめが主導権を握り、甘いのを自分に、すっぱいのを弟にあげるスタイルでお互いに納得してたべられるのです。今のところ。)、その1時間後にふたたびむすめから「かき氷がたべたい」と言われてしぶしぶ作り(シロップがもうなかったので、きな粉氷だったけどおいしそうにたべた)、もうたべられないかなと思っていたお昼ご飯も、リクエストのスパゲッティ(以前食べきれず冷凍してあったミートソースと、たらこパスタ、どちらもレトルトのソース)をもりもりと2杯ずつたべたのです。
 そのスパゲッティだって、こどもたちがおりこうに遊んでいる間に作っておいたので、たべるとなったらすぐにお皿に盛って供することができ、こどもたちに催促されてあたふたすることもなかったのです。
 このごろ本当に毎食こどもたちが文句を言ったり全くたべなかったり、たべてもベーっと出されたりで、食事を作るのもたべさせるのも心底いやになっていたので、おかわりまでしてたべてくれたことは、レトルトにせよとにかく嬉しいのでした。

 そしてお昼をたべおわって、ふたりを車に乗せてお昼寝ドライブへ連れ出したら、まんまとふたりともお昼寝!いつもならむすめだけ寝なかったりして、私の昼休憩は無くなるパターンが多いのにも拘らず。
 すやすやのふたりを、あらかじめお布団を敷いておいた和室に寝かせ、見事わたしはこのように自分の時間を手に入れたというわけなのでした。

 こどもたちがケンカをしないって、なんてなんて穏やかなんだろう。それに、むすめも、今日はなぜだか文句をあまり言わなかった(むすめは常に何かにつけて文句を言ったり、ぐずったりして、わたしの気を引こうとするのです)。
 それなので、わたしも多少のことを言われても、「いいよ、いいよ。うん、やってあげるね」と真の神対応を見せることができるわけなのです。
 気持ちに余裕があるって本当にすてき。こんな風に毎日過ごせたら、どんなに幸せだろうと思う、、、けど、こんな奇跡のような日は、そう、奇跡なんて、滅多に起こらないものなのです。
 とにかく今日はこの良き日を存分に味わっておきましょう。



写真は朝ごはんに焼いた酵母入りパンケーキ。
 パン用に作ってみた元種がどうもうまく膨らまなかったので、そのまま水で溶いてパンケーキに加えたらふっかふかの焼き上がりに!酵母はまだ生きていたらしい。
 ついでに、このごろ米か小麦か海苔くらいしかたべない息子のためににんじんジュースと、ついでにシナモンも入れてみたら、いつもとまた違ったおいしさがあってよかったのでした。

 





そしてこちらは久しぶりにたべたミスドのシュガーレイズド。
 たまたま作るひとが失敗(マニュアル通りではないという意味で)したのだろうけど、ドーナツに「バリ」ができていて、これがまたやたらとおいしそうにドーナツの並べられた棚からわたしを誘っていたので、ついつい買ってしまったのです。でもたべてみたら、ふかふかもちもち度が以前にくらべて確実にあがっている!いつのまに!
とてもおいしかったです。
あと3つくらいたべたかったな。

2019年8月16日金曜日

8月の晩ごはん

 いつかの晩ごはんはいろいろなものを巻いたロールカツを、その前の晩はエスニックなトマトのカレーに野菜パコラ(インドの天ぷら)を、その前は、なんだっけ、、、牛肉ときゅうりとトマトのガパオ炒めかな。
 その時はいっしょうけんめいなのに、たべおわると間もなく忘れてしまう。「欲求というものは、満たされた瞬間にきえるのだ」と、むかし見た海外ドラマsex and the cityの中で言っていたっけ、、、。

 お盆中は連日ごちそうばかりたべて胃が疲れているので昨夜はお茶漬け。塩こんぶに、友人Iちゃん自慢のてづくり梅干し。いまどきめずらしく、顔がゆがむほどすっぱい梅干し。でもさっぱりしておいしかったなぁ。
 連日ごちそうなので、家でたべるときはそうめんかお蕎麦ばかりたべている。夫がえらんだ「ごまだれつゆ」がお蕎麦に合って、おいしい。むすめはあいかわらずわたしの作るものすべてに文句をつけ、お蕎麦が並べば「そうめんがいい」と言って泣きわめく。こういうときは、すべて夫にまかせる。穏やかに気長に、むすめと向き合う夫。しばらくして落ち着いたむすめは、やっとお蕎麦をたべた。
 
 お盆の恒例行事である小学校の同窓会へ行ったら、5、6年の担任だった先生に「おまえは、ほんとうになまえのとおりの子やった、天真爛漫。見た目は落ち着いとるんやけど、中身はからっぽ。まるっきりこどもなんやわ〜。」と、褒めてるんだか貶してるんだかわからないようなことを、お酒に酔った柔らかい声と愛情あふれる眼差しで言われた。先生は私たちのことをほんとうの子どもみたいに、もとい、大げさでなくそれ以上にかわいがって、愛してくれた先生だった。その愛情は今も続いている。
 それで先生に「そうなの、わたし、夫に『うちには子どもが三人だとおもってる』って言われたもん」と言ったら、先生が目を丸くして「ほんとにか!おまえ、いい人つかまえたなぁ〜〜!」だって。先生はやっぱりわかっているんだな。

 それでその同窓会というのは毎回、同級生のKくんが親から引き継いだお寿司屋さんで開かれるので、今では大将となったKくん仕込みのお料理をいただけるのである。このときは、焼き茄子とごまどうふの出汁かけがおいしかった。それから茶碗蒸しに雲丹が入っていたのは初めて。Kくんの握ったお寿司をみんなで、「そうそう、このイカ、なつかしいよね」なんて言いながらたべた。

 そうだ、ガパオ炒めの前は、冷やし中華だった。

2019年8月9日金曜日

あついあつい夏の朝に

 きのうの朝食は、朝起きてすぐに焼いたオートミール入りビスケット、桃、ぶどう、アイスカフェオレ。
 朝食に甘いビスケットがたべたいとずっと思っていたのでやっと焼けてうれしい。桃とぶどうは産直で買ったもの。品種は「愛知白桃」と「バッファロー」。どちらも安かったけれど、もちろんおいしかった。桃はたべおわった種を土に埋めてみた。
しかし二種類以上の果物を一度にこうしてたべるのは間違いだなと思った。どちらもおいしいのに、甘さの違いだけでそれぞれの良さが半減。あいだに、クリームやチーズのようなクッションがあれば、どちらもそれぞれを正しくおいしくあじわえるのかもしれない、とおもった。
 それにしてもこのメニューなら絶対につめたい紅茶の方がおいしいのに。明日の朝はアイスティーを(食品棚のなかで夏を待ちわびていたマンゴーの紅茶があったので、それを!)たっぷり作ろうと心に誓ったのだった。
 子供たちが続けて病気をしたりけがをしたりしたので、今週の預かりの予定をすべてキャンセルして毎日家で一緒に過ごしている。子供たちの、まったくの無秩序さと、永遠につづくわたしへの要求になんども心折れながら、今年新調したビニールプールとかき氷機に助けられてどうにか過ごしているうちに少しだけうまくやれるようになった。
 「プラテーロとわたし」というのを読みたくて、そのお話の入った「ノーベル賞文学全集18」(主婦の友社)というのを図書館で借りた。白く、ぶあつい表紙にピカソの装画、背表紙には控えめにかがやく銀色の文字。うつくしい本を見ていい気持ちになる。
 今夜は家を抜け出して、ゆかいな仲間とビアガーデンだ。あぁたのしみ。すごくすごくひさしぶりに、外でお酒などのんでみたいなと思っている。


2019年8月4日日曜日

こどもの目線

一昨日の朝、いつものようにトーストしたパンを食べようとしたらそれを見ていた娘が目を丸くして「でっかいパンだな!プールみたい!」と言った。
 プール!?とおどろいて左手に持ったパンをあらためて見てみると、スライスされた楕円形(まあるい大きなパンだったので、スライスすると楕円形のような形になる)のパンのうえで、たっぷり乗せたバターが溶けきってひかっていた。
 なるほど、まあるいパンがプールで、溶けたバターが水っていうことかな?と思った。こどもの言葉はとてもおもしろい。はっとさせられることが多くて、書き留めておこうと思うのに、いつも後回しにされて記憶の彼方へと行ってしまう。



写真は、先日むすめが作って見せてくれた「プール」。なんてかわいいらしいんだろう。

2019年7月30日火曜日

ももむすめ

 今朝のムスメの朝食は、ももふたつ。産直で買った、わりとお値打ちな桃。
「桃は、朝ごはんちゃんと食べてからでしょ!」とはもう言わないでいいから(前の記事参照)、ムスメがたべたいと言った桃をはいはいと剥いてやったのです。
 じつはゆうべ寝室へ行くまえ、台所に置かれた桃を見つけたムスメは「明日の朝は桃をたべる」と決めていたのでした。

 ミルク色の肌にほんのりさしたピンクが愛らしい桃でした。産毛のあるビロードの皮を剥きはじめても、きわめて控えめなその香り。
 種をとるあいだにも、ほんのり乳白色をおびた雫がこぼれてゆく。皮と種はパンの酵母にするため瓶に入れておいて、実にふくまれる細いほそい絹糸のような繊維を感じながら包丁でやさしく切り分ける私のそのとなりで、ムスメはお気に入りの緑がかったガラス製の果物皿を持って待ちかまえておりました。
 ムスメは欲張っておかわりをしたけれど、結局ふたつ目は最後までたべられなかったので(それでもすごく食べた、なんて贅沢なムスメ!)私がいただきました。
 桃といえば私が子どものころに憧れ続けた果物だけど、それを子どものおこぼれだけで良いと思えるようになったのは、私にも母性というものがあるのだなと実感できる数少ない事柄のひとつだと思ったりします。
 ムスメはそれからビスケットを食べて幼稚園(登園日だった)へ行きました。

2019年7月27日土曜日

きょう食べたものとか、それにまつわる幾つかのこと


きょうの朝。
 子供たちの朝食は、息子が「毎朝快調ヨーグルト」とお茶漬け(永谷園のふりかけで、夫がつくってやっていた)。夫も同じもの。
 後に起きてきた娘は、卵かけご飯。
我が家の朝食は起きた順にばらばら。夫なんか普段は朝食をたべる時間もなく、私が握ったおにぎりを持って早朝に家を出てしまう。
 私はだいたいいつもパン。朝はパンがいい。とにかくパンが大好き。家族が何を食べようが、パン。最近は自家製酵母のパンが多い。パンじゃなかったら、パンケーキやスコーン、マフィンなどの粉ものをたべる。 それにカフェオレ。 夏は冷たいのを、冬は暖かいのを飲む。
 ほんとうは、ちょっと甘いパンに(もちろん焼いてあたたかいもの)、脂ののったベーコンと、とろりとした黄身の目玉焼きがついていたら(それにオレンジジュースまであったら!)最高だけど、そんなものを自分のために作る気力はなかなかなくて、いつも焼いたパン一切れに冷たいバターを乗せて台所で立ったままたべるか、子供に挟まれてせわしなくたべるかで終わってしまう。
 朝食って、「朝食」というものそれ自体が、 朝のしろい空気の感じやテーブルに並んだお皿や、 おいしい匂いや、「卵」という響き、 ぼんやりした頭のなか、、、その全部を含めて私の大好きなもののひとつなのに。
 それらはもはや、感じようとするその先からこどもたちの声にかき消されてゆく。とても悲しい、、、。

 昼ごはんは、私以外みんな弁当。
夫のは、豚丼( 豚肩肉しゃぶしゃぶ用は霜降りする。玉ねぎ、コンニャクと一緒に自家製のめんつゆで煮て、ご飯にのせ、紅生姜を添える)。
4歳ムスメは昨日の夕飯の残りのミートソーススパゲッティ、冷凍ブロッコリーの塩オリーブオイルあえ、キャンディチーズ。
2歳息子はワカメおにぎり(三島の炊き込みワカメとsinseiのすりゴマを混ぜたご飯を握り、海苔を巻く)、イシイのミートボール、姉と同じブロッコリー、キャンディチーズ。
 私は歌のレッスンの前に、もち麦入り梅干しおにぎり(ローソンの)をたべ、家に帰ってパンを一枚焼いて食べ、息子が朝残したお茶漬けをかき込んで、急いで整体へ。

 晩ご飯は、豚丼をみんなそれぞれに(息子はふりかけご飯と豚丼の具を別々に、ムスメは豚丼に卵黄のせ、私は豚丼に紅生姜)。
 子供たちは結局あまり進まず、わがままを言ってアイスを食べた。

きょうはそんなふうでした。

久しぶりに文章をたくさん書いて、すっきりした。
また長文書こうかな。



ところで、2年前にこのブログに書き込まれていたコメントを先ほど発掘しました。
Jのコンさん、本当にごめんなさい!
またいつでもコメントしてね。
ちゃんとチェックします。

2019年7月10日水曜日

ライブと映画と朝ごはん

先日、心待ちにしていたアン・サリーさんのライブへ行ってきました。


地元だからなのかノリノリでたのしむアンさんと、心優しそうなバンドメンバーの方々の終始あたたかなステージに感動しきり。
たまたま会場の入り口で出会った、東京からいらしたという女性と意気投合し、
ちゃっかりセカンドステージまで観てしまった!
風邪が治りきっていないとのことで加湿器と飲み物が手放せないようすのアンさん、歌の合間にも咳込まれたりとちょっと辛そうだったけれど、それでも笑顔で素晴らしい演奏を聞かせてくださったのでした。
本当に最高だった!



そして翌日は、お友達デュオ「All and Sundry」を聴きに池下まで!
この方々も本当に素晴らしくかっこいい音楽を奏でる方々で、大好きなのです。
実はこのライブにも、前日のアンさんのライブで出会った女性と一緒に行きました(笑
彼女は新幹線の時間があったので1stでお別れだったけど、
音楽もかっこよかったし来られてよかったと言って帰って行きました。
また会いたいな〜



真ん中がギターのよしはるさん、向かって右がヴォーカル尊子さん。
お人柄も素晴らしく、mcも最高。笑
超満員の店内はものすごい盛り上がりを見せたのでした。



ストレガのオーナー(左手前)と、スタッフさん、それに聴きに来た仲間たちも一緒に!
楽しそうな雰囲気伝わると思います(笑
対バンの羽生恵理さんは一足お先におかえりだったので一緒に撮れず、、、
恵理さんの透明感あふれる歌もまた聴きたいなぁ。



オーダーしたオムライス。
人に作ってもらうオムライスなんて、何十年ぶり!?
なんだか嬉しかったし、美味しかったです。
マスターごちそうさまです。



そして最近、映画を観まくっています。


インテリアがとにかくめちゃくちゃかわいかった
「イブラヒムおじさんとコーランの花たち」

音楽も素敵でした、以下。







ある日の朝ごはん


ハートのワッフルにハチミツバター。

2019年6月18日火曜日

子どもたちの朝食

近頃のこどもたちの朝ごはん


チェリートマトのかわいい瓶詰めパスタソースを見つけたので(しかもお値段もかわいい♡)さっそくピザトーストにした。あとはヨーグルト(チチヤスの毎朝快調)。


これ、かわいい


けれども子供たちは(特にムスメが)「ケチャップは好きだけど、トマトソースは嫌いなの、、、」と言って受け付けず。
結局チーズトーストを作り直して食べました。
残されたピザトーストは私の昼ごはんに、、、
こういう時みんなどうしてるんだろう?
わざわざ食事をつくり直すなんてしたくないけど、食べないで行くとお腹が空いてしまうだろうしなぁといつも悩ましいのです。




これはパンケーキとさくらんぼ。
さくらんぼの種をまだうまく取れない4歳児(2歳児は自分で取れたw)と、種を取ってあげる、あげないで朝から母子喧嘩。はぁー。




温め直したカレーパンと朝焼いたスコーン、ヨーグルト。






ある日、粘土ですみれの花を作ったムスメ。
部屋の壁に飾ってあるスミレの植物画を見て作ったらしい。
じょうず!





またある日、実家の玄関で発見した牛乳の配達員さんに向けられた祖父のメッセージ。
達筆な祖父。「不用」の字が一番好みだなぁ。
そんな私はペン字練習中です。

2019年6月6日木曜日

今年の庭いちごと庭梅と

5月後半から6月の初めくらいまで、庭のいちごが盛りをむかえていました。


二日に一度、6粒前後採れるくらいのゆっくりペースだけれど、それでも去年よりは増えたし、庭でいちご摘みができるなんて私にとっては最大級のしあわせ。
でも来年はもっと増えてるといいな笑





いちごは本当は女峰が欲しかったけどなかなか手に入らないので、
日本の品種を2〜3株ほどと、ワイルドストロベリー、それにヨーロッパの品種も2株ほど植えてあります。
ヨーロッパの品種は、ターシャ・テューダーの本に載っていた小粒で真っ赤な丸いいちごに憧れて選んでみました。
果物に関しては、海外のものの方が自分の好みだと思うのです。
というのも以前ドイツへ行った時に食べたりんごがとても美味しかったから。
小粒で、酸味がしっかりあって、つまり原種に近いりんごだったのだろうという私の勝手な憶測。
日本の果物は改良されすぎていて、近年どれも大粒で甘くなってきているけれど、私は酸味が残っていて、小粒な果実に味がぎゅっと詰まっているものの方が好きなのです。

今回植えたヨーロッパのいちごも、期待通り味がぎゅっと詰まっていて、日本の品種よりも確実に美味しかった!
外来種だからといって無作法にのさばることもなく、周りの植物と仲良くしながら我が家の庭に馴染んでくれそうです。



そして、今年も庭の梅が採れました。
今年は豊作!7キロほど採れました。
果樹って各年で豊作になるよね。


我が家には白梅の木が1本と、紅梅が2本植わっています。



これが白梅の実。大粒でふっくらとした丸い形。



これが紅梅。やや小粒で実は長細く、そばかす付きです。
痩せた木なのにこんなに実をつけても大丈夫なのかといつも思うけど、この木が毎年一番多くの実をつけます。
ちなみにこのソバカスは、一種の病気らしいのだけれど人体に影響はなく、無農薬、無漂白の梅にはほぼすべてに見られるものらしい。
(うちの白梅も同じく無農薬だけどなぜか白梅にはでない。。)




鈴なり。




枝が混み合っていたので、剪定しながら梅の収穫をしました。
実のついた枝を切りおとして、子供達にも収穫を手伝ってもらう。
この後、彼らは早々に飽きて部屋に入ってしまったけどね。





早速梅シロップを漬けました(左手前)。
今年もシナモンとクローブとりんご酢入り。
砂糖は、氷砂糖にはちみつも入れてみました。
奥の二つは年代物の梅酒。


今年の梅シロップ
青梅1.4キロ
氷砂糖1キロ
はちみつ750g
シナモンスティック3本
クローブ6粒
りんご酢360g(300g入れようとして入れすぎた...)
梅は水に2時間ほど漬けてアク抜き(でも次はナシでやってみたい)、
後はヘタを取るのみで穴を開けることもせず漬けました。


早速部屋には梅のいい香りが漂っています。1ヶ月後がたのしみ〜!
今年は梅干しにも挑戦してみたいな。

2019年5月19日日曜日

発表会2019春

今年は歌うぞ!という決意のもと、歌のレッスンも再開していて、
4月の終わりに何年ぶりかの発表会に出ました。



目を閉じて必死に集中する35歳。笑
今回は「Blue Skies」を歌いました。
発表会前日に、ベースをフィーチャーした演奏にする!と自ら無茶振りをして、
本番ではベースと歌だけで1コーラス。
楽器のソロもベースにしていただきました。
リハーサルでテンポを早めに出しちゃったりしてすごく焦ったけれど、
出宮さんのベースが超かっこよくて感激しました。
またやってみたい!

ジャズを「普通に歌えるようにする」というのが最近の私のテーマ。
そういえば、発表会にはいつも自分なりのテーマというか目標を決めて挑んでいたんだと過去記事を読んでいて気付きました。
緊張しないで楽しむとか、とにもかくにもピッチ!とか笑
課題を乗り越えて一歩ずつ成長しているはず。

で、今回の発表会も久々すぎて緊張マックスで倒れそうだったけれど、
(ヒールを脱いで裸足で(リラックスできる)歌おうかと思ったほど!)
古い仲間たちが楽しく緊張をほぐしてくれて本当に助けられた。







仲間って本当に大事だなと実感した1日でした。
打ち上げのカラオケがハンパなく盛り上がった笑




講師演奏、本当にかっこよかった!!!
vo.junko先生
p.渡辺翔太先生
g.砂掛康浩先生
b.出宮寛之先生
ds.山下佳孝先生




お疲れさまでした♡

2019年5月11日土曜日

5月の豆ごはんとスコーン

自分の辛さに気づけたのはいいことだったと思う。
何がそんなにしんどかったのか、ほんとうはどうしたいのか?
自分でも驚くほど自分のことがわからなくて、
(いつの間に見失っていたのか、そもそもそんなに自分を知らなかったのか、
もしかしたら後者なのかもと思う)
今は自分と向き合っているところ。



そんな中、実家の祖父の育てたスナップエンドウで豆ごはんを作りました。


美味しかった!
けど子供たちは全然食べなかった。
豆、塩、そしてオリーブ油も一緒に炊く。




無性にスコーンが食べたくなる時がある、、、。
というわけで朝からスコーン焼き。
子供たちもこういうものは朝からよく食べる。

レシピ貼っておきます。

SCONE

A
  薄力粉、150g
  強力粉、150g
  砂糖、40g
  ベーキングパウダー、大さじ1
  塩、小さじ1と1/2

B
  有塩バター、120g(賽の目に切る)

C
  卵、1個
  プレーンヨーグルト 100g
 
Aをふるって混ぜ、Bを潰しながらよく混ぜてほろほろの状態にする。
Cを加えてフォークでざっと混ぜ、最後に手で簡単にまとめて2.5センチほどに伸ばし、直径5.5センチの丸型で抜く。
170度のオーブンで30分焼く。


今回はヨーグルトを切らしていたので代わりに木綿豆腐80gくらい?を適当に混ぜたけど、ちゃんとおいしく焼けました。
追記
ヨーグルトも豆腐もなかったら、牛乳90mlでもちゃんと焼けることが最近判明しました。



2019年5月1日水曜日

深呼吸の途中

子育てに悩まない親なんていないと思うけど、
どうしても自分はだめだ、、、と思わずにいられない。

実はこの2年、つまり下の子が生まれてから、半年に一度のペースで頭痛と発熱と嘔吐で身動きが取れなくなるという謎の症状に襲われておりました。


最初に症状が出たのは夏だったので「食当たりか?」と思っていたけれど、そうでもないらしい。
次は冬で「ノロか?」と思ったけれど、やっぱり違う。(他の家族はピンピンしていたし)
それが次の夏も、次の冬も同じようにきて、その前2〜3週間は毎日頭痛が続くというオプションまで付いてくるようになった。
昨年末にたおれた時は、「脳がショートする」ってこんな感じか〜、というような、まさに色んなことの許容量を超えたんだなぁという変な実感があった、笑


そしたらこの春、夏を待たずにもう頭痛の波が襲ってきてしまった。
胃もムカムカするし、これはやばい、また動けなくなる、、、
というわけで急いで、信頼する整体師さんを訪ねたら、あっという間に頭痛も、その他の身体の痛みも、きれいに消えた。
あっけないほどに。


でも先生は「こんなに疲れが出ているのに、身体の歪み自体は案外すんなりと戻るのはなぜだろう?何かまだ原因がありそうですね」と。
それで5回ほど通ったところで「どうやら胸の周りがとても硬くなっていますね。
ここら辺というのは、ストレスが原因になることが多いんです。
何か長期にわたる精神的な抑圧とか、、、」

そういうわけなのでした。


二人目が生まれて、突然始まった上の子のひどい赤ちゃん返りに戸惑うまもなく、我が家はワンオペだったのでとにかくひとりで二人の子供の世話をするのに毎日必死で、1日が終わっても明日に希望も持てず、毎日泣いたり怒ったりしながら(私が)、そうやって2年間脇目もふらずやっていたら、自分という人間をいつの間にか見失っていたのでした。

ブログやインスタを見てくれている人からは
「いつも丁寧に暮らしているね」「朝ごはんちゃんと作ってえらいね」
とか言われるけれど、家の洗濯物は毎日干しっぱなし、積み重ねっぱなしだし、カップラーメン食べてるところもインスタに載せてるよ笑。
でもいつも手作りのお弁当やおやつが載ってるでしょ、と思われるかもしれないけれど、私は「想像すること、作ること」をしないとそれこそほんとうに生きていけないのです。
それに気づいたのも、こうなってからのことだけれど。
楽しいことを想像する、おいしいご飯を作る、本を読む、何かを書く、子どもの服を縫う、ライブを観る、、、そういうことが心の栄養になって、明日も前をむいて生きられる。
それでもこの二年間は、それを楽しむ気力もないことがほとんどでした。


私にとってSNSは、なかなか会えない友人との小さなコミュニケーションツールであり、加えて自分の想像と創作を記録できる場所であって、別に「どやっ!」といいたいわけではなく(特にこのブログのフォロワーなんて友人数名しかいないし、ましてtumblerなんて自分しか見てないと思うので、どやッと言ったところで何も起こらない)、でも何か作ったり想像したりしないと自分が自分でなくなってしまうのです。
自分らしく生きられないのは本当に辛い。


心が疲れるのは、身体が疲れるのとはまるで違う苦しさがあり、自分でもそれになんとなく気付きながらもどうすることもできなかったのが本当のところでした。
やりたいことがあるのに、できない、する気力も体力もない。
それは私にとって本当に辛いことだったのです。

ワンオペ育児なんて、周りのお母さんたちもみんなやっていることだから、自分にもできるはず。
そうやって思って頑張っていたけれど、やっぱり私にはむりだった。
「おかあさん」になりきれない。
でもみんなそうなのかな?
みんな、本当の自分と、おかあさんの自分のはざまで揺れているのかもしれない。


自分らしく母親をやることってそんなに難しいことなのか、
あるいは、とても簡単なことなのか。
それはやってみた人にしかわからないことだと思うけれど、
私は本当に不器用で、一つのことしかできないのです。


でも、このままでは子供に良い影響があるわけがない。
子供のためにも私がまず自分らしさを取り戻して、元気にならなくては。


というわけで、できないできないの私からもうさよならしなくてはいけないと思いました。

今年度は夫が職場で最後のチャンスの「育児時短制度」を使ってくれたし(子供が3歳になるまでしか使えないらしい)、ちょっとゆとりを持って、自分の心を解放したい。


子どもたちよ、そんな母をどうかどうか、受け入れてね。









こどもたちの誕生日2019

久しぶりにPCのブックマークを整理していたら、以前読んでいたブログのほとんどがもう何年も前から更新されていなかったり、そもそもページが消えていたり。
みんなfbやインスタへ移行して行ったんだなぁ。

そんな中でも私はやっぱりここが好きだから、どうにか続けていきたいところです。
ここに漂う若干のアナログ感が私にはちょうど心地よい気がする。



と言いつつも更新が滞っておりますが
令和を迎えた本日の記事は、3月の記憶から、、、

我が家ではこどもの誕生日が3月23、24日と続きます。
今年もなんとかケーキを焼けました。



4歳と2歳のためのケーキ。
ジェノワーズは前日娘と一緒に焼きました。





庭からデイジーの花を摘んで飾りました。

こどもたちよ、おめでとう。
こんな私をおかあさんにしてくれてありがとう。